2022/06/16

行者菜の収穫が盛んです

記憶力の良さには自信がある。
それでもパソコンやスマホのメモリほどの情報は入れておけないので、一昨日の晩ごはんなどは忘れながら生きている。
どうしても忘れてはいけない情報は自分の脳以外に記録して生きている。

そんな中で最近私の脳内メモリを余分に使っているのが様々なニュースの登場人物達、特に容疑者だ。

中には忘れてはいけない名前もあるだろうが、そういった人間は容疑者から被告、更には受刑者と呼称が変わり、度々マスメディアに取り上げられ語り継がれていくのだろう。

しかし今、私の頭の中を賑わせているのはそういった世紀の大犯罪者ではなく、1年後には忘れていくニュースの登場人物なのだ。


一つ気にかけ始めると深堀したくなる癖がある。
私は様々なニュースを見る度、何故その容疑者はそういった行動に出たのかを深く考えてしまう。
もしも被害者が居るのなら、どうすれば自分は被害者にならずに済むのか考えてしまう。
もしくは、私に加害者になる因子があるかを見直してしまう。

これがはっきり言って疲れるのだ。
決してどれも気持ちの良いニュースではないし、むしろ悪い。気が滅入る一方なのだ。

虐待にはしる親の裏の顔や、詐欺師の生活事情、教師同士の痴情の縺れなど、さしずめ今の私には関係のない事なのだから。


思えば最近は頭を使うことをしていない。
職場の都合で、あまり頭を使う仕事が多くは無いのが実情だ。
私が考え事をせずに活動している時間は、ランニング、料理、読書や勉学の時間、そして植物に水を与えている時間くらいだ。
こうして書き出すと、意外にプライベートは充実していそうである。
しかし、それでもニュースについて考えてしまうのは仕事中の脳が暇なのとメディアに踊らされているだけの様な気がしてしまう。

ならば解決策としては仕事に励む、ニュースを遮断する、が妥当だろう。


私の決意とは関係なく、今日は肉体労働の連続だった。
仕事中に暗いニュースについて考える必要も無く、帰宅と同時に疲労感でいっぱいである。
飲みながらとはいえ、この文章にかれこれ40分ほど費やしている。

そんな私の今日のアテは、先日地方局のニュースで見た『行者菜』という野菜の酢味噌和えだ。
美味しかったので今度は生産者が推めていたチヂミにして食べたい。

踊らされるなら、こういうニュースでいい。


0 件のコメント:

コメントを投稿